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19/11/12つぶやき

首里城

こんにちはタヌキです晴れ

今日はごくごく個人的なつぶやきです。
 
10月31日未明の首里城火災から約2週間経ちました。
まだ2週間も経っていないとは思えないほど遠い記憶に思えます。
 
このブログでも何度か書いていますが私は首里の高台に住んでいます。
首里城は景色の一つでした。
 
夜はライトアップした美しい首里城。
首里城がそこに在るのが当たり前の日常でした。
 
10月31日、真夜中に大音量の地域の防災無線に叩き起こされました。
「・・・・・・・火災・・・・・・・・」
「火災」という言葉に驚いて飛び起きました。
 
リビングに行くと、息子が無言で窓の外を見ていました。
「火事なの?どこが火事なの?」と聞くと
「首里城」と。
 
まだ、あれは夢だったのではないかと思います。
現実とは思えなかった。
 
燃えて柱の1本1本が真っ赤なシルエットを浮かべていました。
 
写真を撮りましたが肉眼で見るようには写らなかった。
 

首里城

 
ずっと燃え続けて、時々何かの爆発音が聞こえました。
屋根が燃えて落ちました。
実感が湧かず、現実とは思えず、言葉はなく、声も出ず。
 
正殿、北殿、南殿を燃やし尽くし昼前に漸く鎮火した首里城。
 
正直に言って、首里城を失う事でこんなに深い喪失感を味わうとは思っていませんでした。
 
1945年に大戦で焼け、半世紀近い年月を経て1992年に復元された首里城。
復元された時は確かに嬉しかったし、沖縄県民の底力を誇りにも思いました。
けれど、首里城に格別の愛着を感じていたかと問われると・・・分かりません。
あまりにも当たり前にそこに在った首里城。
 
なくなって、初めて首里城の存在の大きさに気付きました。
首里城は沖縄県民の心、魂の拠り所だったと感じています。
 
火災の翌日から役所等に設置された募金箱。
コンビニの手作りの募金箱に釣銭を全部入れる少年の姿に涙がこぼれそうになりました。
 
那覇市の返礼品なしの「ふるさと納税クラウドファンディング」は
目標額の1億円を2日で突破し今日現在4憶9千万を超えています。
 
私に出来る事は僅かな募金だけですが、1日も早い復元を祈ります。
どうか再び復元された首里城を見ることができますように。
 

首里城

 

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