24/8/26売買のマメ知識
マンションの寿命は何年?
沖縄不動産
CUBEゴヤ店石川です!
突然ですが、実際に建てられているマンションは、何年で寿命を迎えているのでしょうか。
今回は、マンションの平均寿命をご紹介します。
マンションの平均寿命は68年
国土交通省の資料によると、鉄筋コンクリート(RC)造の建物の平均寿命は、約68年とされています。
この平均寿命は、自治体が管理する土地や建物などの台帳(固定資産台帳)にあるデータを参考に算出された数字です。
一方で同資料には、マンションの鉄筋を覆うコンクリートの寿命(効用持続年数)は、通常の維持補修を行った場合 は120年、外装仕上げにより延命をした場合は150年とも記載されています。
実際のデータをもとに考えると、マンションの平均寿命は70年程度とされていますが、適切なメンテナンスを行えば100年以上もつとも考えられます。
マンションの寿命と似た言葉に「法定耐用年数」があります。
鉄筋コンクリート(RC)造や鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造のマンションの法定耐用年数は、47年です。
そのため「マンションの寿命は47年」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。
しかし、法定耐用年数とは、会計上で建物の資産価値がゼロになるまでの年数のことであり、実際に居住できる期間を示すものではありません。
法定耐用年数は、所得税や法人税などを計算するときに、統一した基準で「減価償却」という会計処理ができるように、国税庁が定めた数字です。
法定耐用年数は、あくまでマンションの資産価値が「会計上で0円になるまでの年数」を表しているにすぎません。
実際の寿命と法定耐用年数は異なるため、新築から47年以上経過したマンションであっても、適切にメンテナンスされていれば居住は可能です。
マンションの平均寿命は68年ほどとされていますが、適切にメンテナンスをすれば100年以上もつともいわれています。
マンションを取り壊すためには多額の費用がかかるため、寿命を迎えてもそのままにされるケースもあります。
マンションを選ぶ際は、不動産会社にも相談し、長い寿命が期待できる物件を選ぶのがおすすめですね!